●血圧が高くなると、何がまずいの?

ある程度の年齢になると、健康診断での血圧が気になり始めることと思います。
高血圧は、それ自体は辛さや不快を感じるような病ではありません。
日常生活においても特に不都合が生じることもないため、なかなか気が付かない人も多いでしょう。
社内の健康診断で血圧が高いのを初めて知るという人も少なくないのではないですか?
自覚症状がないだけに、気が付かないという人も多いものです。
高血圧は糖尿病と並んで、「生活習慣病」と呼ばれています。
高血圧自体は特に自覚症状がなくても、さまざまな危険な合併症を併発するリスクが大変高いという特徴があります。
しかも、その合併症は命の危険も高いものばかりですから、とても恐ろしいのです。
高血圧で一番のリスクといえば、やはり脳卒中でしょう。
脳卒中を引き起こした場合は、即命にかかわることはもちろんですが、命が助かったとしても半身不随などの後遺症が残ることが多く、介護する家族にとっても大変なことです。
また、心筋梗塞や狭心症、心不全など、心疾患が現れる場合もあります。
当然ながら、これらの心疾患も即命にかかわる危険な病です。
その他にも、腎臓疾患や動脈瘤などの血管疾患が合併症として現れることもあり、たかが高血圧と侮れません。
それに、これらの合併症は突然症状が出て、しかも、症状が出た時にはかなり重篤な状況であることも多いため、高血圧と診断された段階で生活習慣を見直す必要があるのです。

 

◆血圧が高くなる原因とは?◆

 

血圧は誰でも一日の間で変動するものです。
例えば、運動をすれば一時的に血圧が上がりますし、安静にしていれば血圧は下がります。
しかし、安静にしている状態でも血圧が下がらない人を高血圧症と呼びます。
血圧は運動することで上がるのですが、それ以外にも、血圧が上がる要素は幾つもあります。
緊張してドキドキしたりしても血圧は上がります。
つまり、心臓の鼓動が早くなれば血圧は上がるのです。
そういう意味で飲酒も血圧を上げる原因になりますし、血管を収縮させる喫煙も血圧を上げます。
また、血液がドロドロになれば血圧は上がります。
高血圧の一番の原因とよく言われるのが塩分の摂り過ぎです。
濃い味付けが好みの人は、高血圧になりやすいと言われていますね。
それに、肥満の人も血圧が高くなりますから、高血圧が生活習慣病と呼ばれるのはそのような理由があります。
要は、バランス良く塩分控えめな食事をして、日頃から運動の習慣を持てば、高血圧を回避することが出来るのです。
ただ、高血圧は生活習慣だけが原因とは限りません。
中には、遺伝的なケースもあります。
とはいえ、どちらも血圧を下げるには生活習慣を改善する必要があるのは同じ事です。
ストレスも血圧に関係しているといわれており、ストレスを無くすことも高血圧を改善するためには必要なことです。

加齢による血管の老化は否応なしに血圧上昇の原因となりますから、高齢化社会の現代人では誰にでも高血圧のリスクはあると考えるべきでしょう。